基礎から学ぶ 古代の中国鏡
古代史入門講座
入会金必要

日本考古学協会会員西川 寿勝

講座説明

発掘された古代の鏡と、文献史料に記された鏡を通して、日本の歴史をひもときます。鏡の紋様は何を意味するのか? ヒミコが中国皇帝から贈られた鏡は三角縁神獣鏡か?

古代史の最新研究をわかりやすく解説する入門講座です。各回独立したテーマです。各回カラー冊子のレジュメを無料配布!


★2023年10月~2024年3月全6回 (各回第4日曜日10:30~12:00)
第1回 10月22日(日) 古代の鏡、早わかり
第2回 11月26日(日) 納得!どうして古代人は鏡が好きなのか
第3回 12月24日(日) どうやって鏡は鋳造(ちゅうぞう)されたのか
第4回 1月28日(日) 古代の鏡の魅力と魔力
第5回 2月25日(日) 神獣鏡の世界
第6回 3月24日(日) 京都・大坂の鏡文化


第1回 2023年10月22日(日) 10:30~12:00
「古代の鏡、早わかり」

鏡の名前は、その文様に由来します。 鏡に刻まれた伝説の神々や怪獣は、時代を追ってその姿を変えました。また、三角縁鏡など、薄くて丈夫な鏡を作る技術を読み解きます。ヒミコの時代の鏡は?仁徳天皇時代の鏡は?聖徳太子の時代の鏡は? 各時代の鏡の早わかり講座です。


第2回 2023年11月26日(日) 10:30~12:00
「納得!どうして古代人は鏡が好きなのか」

 弥生時代~奈良時代、日本には大陸から多種多様な鏡が舶載(はくさい)されました。1000面以上が出土しています。その一方、日本でもそれを真似した鏡が作られ、4000面以上も知られます。日本の鏡工人(かがみこうじん)は中国鏡の文様をどう取り入れ、和風化していったのか解説します。


第3回 2023年12月24日(日) 10:30~12:00
「どうやって、鏡は鋳造(ちゅうぞう)されたのか」

紀元前200年より以前、青銅器文化が半島経由で日本に伝わります。しかし、中国の先進技術とは程遠く、弥生人は石で銅鐸や鏡などの鋳型を作りました。その後も技術は独特の道を進みます。同笵鏡(どうはんきょう)・同型鏡・踏み返し鏡など、鏡工人の苦悩の歴史をひも解きます。


第4回 2024年1月28日(日) 10:30~12:00
「古代の鏡の魅力と魔力」

古代の王は大型の金属器や大量の金属器を保有することでその権力を誇示しました。ところが、鏡は実用に特化した形・大きさを守り続け、ただ背面の紋様に多様な世界観と価値観を見出したのです。『万葉集』や説話物語なども紹介し、古代人の鏡に込める思いを読み解きます。


第5回 2024年2月25日(日) 10:30~12:00
「古代の鏡の魅力と魔力」

 古墳から見つかる鏡の紋様でもっとも多いのは神獣鏡です。神獣鏡の神様や怪獣は何を意味するのか。倭人は神様や怪獣を理解していたのか?さまざまな神獣鏡を紹介し、紋様の由来と謎にせまります。


第6回 2024年3月24日(日) 10:30~12:00
「京都・大坂の鏡文化」

平安時代以降、明治時代に至るまで、和鏡生産の中心地は京都と大坂でした。発掘された鏡工房、中世から近世に至るまでの鏡師の動向とその作品を解説します。信長が「天下一」の名品政策をはじめると、大半の鏡師は天下一を名乗るようになりました。

  • 講座タイプ
  • 常設講座

  • 初回講座日
  • 2023年10月22日

  • コース
  • 第4日曜10:30~12:00

  • 受講料
  • 6カ月6回
    15,780円
    (資料代600円込み)

  • 受講のしかた
  • 大阪

電話でのお問い合わせは06-6346-8700