歌人の松村正直さんによる一日教室を開催します!
こんな短歌があるなんて!

 

講 師 松村 正直

開催日時 2023年7月2日(日)14:00~15:30

受講料 2,750円

 

お申し込みはPassMarketで受け付けています

 

毎日文化センター(大阪)での教室受講と

Zoomウェビナーを使ったオンライン受講が選べます。

 

短歌は「57577の五句三十一音の定型で詠まれる歌」と言われますが、実際はそんな行儀良い歌ばかりではありません。大幅な字余りや字足らず、破調、自由律など何でもあり。風変わりで面白い歌がたくさんあります。
昭和から令和までの「異形の歌」の数々を読みながら、短歌とは何かを一緒に考えてみましょう。

※例歌を下部に紹介しています。

 

お申し込みはPassMarketで受け付けています

 

教室受講について
会場 : 毎日文化センター(大阪市北区梅田3-4-5毎日新聞ビル2階)
【毎日文化センターアクセス】
講座開始30分前より毎日文化センター窓口で受付を開始します。
5分前までにお越しください。


教室受講はお電話・毎日文化センター受付でも申し込みを受け付けます。

 

オンライン受講について

・事前にZoom公式サイトから最新Zoomアプリをインストールしてください。

・講座当日の11:00までに視聴URL(ウェビナーIDとパスコード)をお知らせします。

・開講当日の開始15分前から入室可能です。

・「Zoom」ウェビナーは受講者側のお名前や映像、音声は配信されません。ウェブカメラやマイクは不要です。

 

■講師プロフィル : 松村正直

1970年生まれ。歌集に『駅へ』『やさしい鮫』『午前3時を過ぎて』『風のおとうと』『紫のひと』、評論集 『短歌は記憶する』『樺太を訪れた歌人たち』『戦争の歌』、評伝 『高安国世の手紙』、時評集『踊り場からの眺め』、同人誌「パンの耳」。現在「角川短歌」に「啄木ごっこ」を連載中。

 

 

「こんな短歌があるなんて!」 例えば、こんな短歌です。

 

自然がずんずん体(からだ)のなかを通過する――山、山、山

/前田夕暮

 

自分(づぶん)で作つた米をみんな地主(づぬし)にとられて冬がくる、
小作はひいひい飢えとる亀ちやのとこじや二升鍋で藁、煮てくつとるだよ
/岡部文夫

 

あかときの雪の中にて 石 割 れ た
/加藤克巳

 

ブロッコリーのごとき鬱なり(恋人=母+湿原+リアリズム)
/荻原裕幸

 

「水菜買いにきた」
三時間高速を飛ばしてこのへやに
みずな
かいに。
/今橋愛