京都産業大学・日本文化研究所・上席特別客員研究員二村 盛寧
講座説明
本講座は、2023年9月まで実施してきました「魅力再発見~京都の文化財」の対象地域を関西各県に拡大し講義する講座です。
古代建築物や仏像彫刻が豊富な奈良県にはじまり、関西各県の文化財を紹介してまいります。
東大寺、興福寺など社寺仏閣に加え平城宮跡、社寺仏閣以外の文化財建築などを紹介します。
【講 座 内 容】
第1回 10月17日(火) 奈良 東大寺
東大寺は奈良を代表する文化財豊富な大規模寺院です。近年、法華堂の修理が完了し、ミュージアムの整備が整うなど、新たな文化財に対する発見が相次ぎました。初回は大仏以外にも興味深い話題の多い東大寺を取り上げます。
第2回 11月21日(火) 奈良 興福寺
奈良公園に位置する興福寺。阿修羅や仏頭など、仏像彫刻豊富な寺院ですが、これら仏様は、様々な経緯を経て現在に至っております。特に明治時代初めには廃仏棄釈によるダメージを受けながらも復興し、近年中金堂の再建など創建当初の姿がよみがえりつつあります。興福寺の今と昔を講義します。
第3回 12月19日(火) 奈良 法隆寺
世界最古の木造建築物である国宝の金堂など文化財建築豊富な法隆寺。再建設、非再建説など常に話題に上ってきた謎の多い寺院です。西円堂や東大門など有料拝観区域以外にも見どころが多い法隆寺の紹介をいたします。
第4回 1月16日(火) 佐紀 佐保路の寺々と平城宮跡
奈良市郊外の現在の一条道周辺を佐紀路、佐保路と称し、奈良時代から続く古い寺院が多く見られる地域です。法華寺、不退寺、秋篠寺などをはじめとする寺院に加え、発掘調査が進み建物の再建が進む平城宮跡についてお話しします。
第5回 2月20日(火) 奈良市内の近代建築と庭園及び文化財住宅建築遺構
奈良市内の社寺仏閣以外の文化財建築についてお話しします。奈良ホテルや志賀直哉旧居をはじめとする明治時代以降の文化財建築や、室町時代に建てられた書院建築今西家書院などを紹介します。
第6回 3月19日(火) 大和郡山市の文化財
大和郡山市に伝わる文化財を紹介します。市内には旧遊郭建築など近代建築が残ります。そして、郊外の松尾寺は修験道ゆかりの文化財が豊富です。新旧の大和郡山市について紹介します。
- 講座タイプ
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常設講座
- 初回講座日
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開講中
- コース
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第3火曜13:30~15:00
- 受講料
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6カ月・6回
15,180円
- 受講のしかた
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野外・提携・通信
電話でのお問い合わせは06-6346-8700へ